5月のフクソラは、伊達市 菅野雄一さんの有機栽培野菜を使ったお料理と小松菜づくしレシピをお伝えしました。
菅野さんの畑がある地域は、イタリアと風土が似ていることから、イタリア野菜の栽培もさかんで、近隣には美味しいイタリアンのお店が沢山あります。
菅野さんはそんなお店からの信頼も厚く、シェフからの意見を野菜作りに反映させている農家さんでもあります。
シェフがどのように料理をして、食べてくださる方へとどくのか。
菅野さんのお話を伺っていると、料理人に寄り添って野菜の栽培をするだけでなく、食べてくださる人の口に入るまで責任を持って野菜を育てていること、それが食べてくれる人の幸せにつながること。そんな想いを大切に農業に携わっていらっしゃるのが伝わってきます。
畑にお邪魔させていただきいつも感じることは、その日の天気や農作物ひとつひとつの様子を見ながら、手間をかけ、愛情をかけ、お野菜を栽培していらっしゃることです。子育てさながらというか。
畑でピーマンを前に伺ったお話がとても印象的でした。
「種を発芽させるため、冬の間ずっとポケットの中で種をあたためていたんです。」
農業というのは命を育んでいくこと。
そんな作り手の想いは、確実にお野菜にもあらわれていて、ワークショップにご参加いただいた方からは、料理の味付けは濃くないんだけど、口に入れると濃い味が広がる、野菜の力強さというか、エネルギーが溢れているのを感じるという感想をいただきました。
わたしのつたない説明ながら、お話と共に料理を食べると、畑と繋がっている感覚になるし、畑が近く感じるという感想もいただき、嬉しかったです。
菅野さん、お忙しいところ貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました!
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