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  • わらがやしほ

種のおはなし

8月のフクソラでは、当日お料理させていただいたお野菜を栽培している長谷川純一さんが、スペシャルゲストでかけつけてくださいました。


まずは種どり用の大きな余蒔きゅうりを半分に切って、種の説明をはじめます。


今、市場に出回っているほとんどの野菜は、F1種という大量生産用の種を使って栽培されています。


このF1種は、一世代限りの命ですが、長谷川さんのお野菜は、代々実った野菜から種を取って栽培しているものです。


種どり用の大きな余蒔きゅうりの種は、ふわふわの繊維と水分に守られ、長谷川さんは「お母さんのお腹の中にいる赤ちゃん」と例えていましたが、種は本当に命なんだと感動しました。


そんな種にまつわるお話をまじえながら、会津伝統野菜のお話がつづきます。


長谷川さんが手に持っている小菊かぼちゃは、350年以上前から会津で栽培されている伝統野菜のひとつです。


ホクホクとした西洋かぼちゃと違い、水分が多くやさしい甘みの小菊かぼちゃは、なんだかほっとする味わいで、野菜本来の味ってほんとはこういうものなんだと思い出すような気持ちになります。


今回長谷川さんの余蒔きゅうりや会津丸茄子をお料理させていただいたときに、アクがまったく出ないことに驚きました。穏やかな味わいで、もともと持っている種の力をのびのびと長谷川さんが引き出してあげているような味というか。


形もひとつひとつ違うお野菜を前に、そうだよなー、これが自然だよなー、このままでいいし、これがいいんだよなーとなんだか嬉しくなりました。


わたしにとっては、フクソラや美肌室ソラさんも、そう思わせてくれる場所。


そこで長谷川さんのお野菜やお話を楽しんでいただくことができたことに感謝です。


長谷川さん、お忙しいところ本当にありがとうございました。


そして、フクソラ主催の舘山さんや合唱指導の美帆さん、いつも美味しいコーヒーで和ませてくれる吉村さん、長谷川さんをご紹介くださったつちや農園の土屋さんご夫婦、そして、なにより参加者の皆さま、本当にありがとうございました。


photo by TKC


写真のお子さんは、美帆さんの娘さん。

預かり先が見つからず、急遽フクソラに同席することになったのですが、長谷川さんの余蒔きゅうりをずっと抱っこしている姿が愛らしかったです☺️

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