料理研究家の脇雅世さんが発起人となってスタートした料理リレー。
食のプロが買い物に行かなくても家にある食材でできるお料理をお伝えする企画です。
わたしは、いつもお世話になっているお米ライターの柏木智帆さんからバトンを受け取りました。
智帆さんはわたしのお米先生で、料理に合うお米の品種や美味しいご飯の炊き方を教えていただいています。
旦那様は福島県猪苗代にあるつちや農園でお米の栽培をされてる生産者さんです。
昨年1年間、震災から8年目の福島に向けて描き下ろしされた合唱曲を歌うWS#フクソラ で、食を通して福島を伝える機会をいただいた際、つちや農園さんの自然栽培米 亀の尾を使わせていただいたご縁で、いつも美味しいお米をお料理させていただいています。
◆柏木智帆
元新聞記者。お米ライター。お米ジャーナリスト。絶滅危惧種食堂巡り。ForbesJAPANオフィシャルコラムニスト。cookpadニュースコラムニスト。時事通信社デジタル農業誌コラム連載。マイナビ農業、日本農業新聞コラム「柏木智帆のライフワークはライスワーク」(2018年)など。
柏木智帆のお米ときどきなんちゃら
https://chihogohan.hatenablog.com/
◆つちや農園
http://www14.plala.or.jp/tutiyanouen/shop.html
料理家として独立する前に働いていた食堂ヒトトで作っていたレシピを紹介したいと思います。
玄米と白米どちらにも合うおかずで、外はサクサク、中はふわふわのお豆腐カツです。
今回は新玉ねぎを使ったお豆腐ソースですが、季節ごとに添えるソースを変えるのも楽しい一品です。
使用しているお豆腐は福島市松川で大豆からお豆腐づくりをされている元気村さんのもの。
福島の在来種の大豆で作られており、このお豆腐に出会ってから苦手だったお豆腐が好きになり、お豆腐レシピがどんどんひらめくようになりました。
記念すべきひらめき最初のレシピがこのお豆腐カツです。
大豆の風味を楽しむための調理法(と言っても簡単!)なので、皆さんのお気に入りのお豆腐で作っていただけたら嬉しいです。
——お豆腐カツ——
【材料】
●木綿豆腐 1丁 →好きな大きさにカット
●天然塩 小さじ1
●天然醸造の醤油 小さじ1
●水 2カップ
◯地粉 適量 →なければ薄力粉でも。
◯水 適量
◯パン粉 適量
◯菜種油など揚げ油 適量
【作り方】
① ●を鍋に入れ火にかけ、沸騰する前に火からおろす。冷めたら煮汁につけたまま冷蔵庫で一晩休ませる。
② ①から豆腐を取り出し、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
③ 地粉を適量の水でとき、②の豆腐に満遍なくつけ、パン粉をつける。
④ 170℃にあたためた揚げ油に、③の豆腐を入れ、きつね色になるまで揚げる。
——お豆腐ソース——
【材料】
◯木綿豆腐 1/3丁
●新玉ねぎ 1/4個
●天然塩 小さじ1/2
●甜菜糖 小さじ1/2
●醤油 小さじ1/3
●梅酢 小さじ1/2
●粒マスタード 小さじ1
【作り方】
① 玉ねぎをみじん切りにする。
② 豆腐をブレンダーやすり鉢などでクリーム状にする。
③ ①と②を混ぜ合わせ、調味料を加えて、味を整える。
この料理リレーは5月6日に終了とのことで、図らずもわたしがアンカーとなってしまいました。
(のんびりしてました、ごめんなさい!!)
次の方にバトンを渡すことは叶いませんでしたが、皆さまに作っていただけたら嬉しいです。
以下、脇さんからのメッセージの抜粋です。
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世界中が危機感であふれている毎日です。
おうちで過ごす時間が増えた皆さんと料理でつながることができたらと思い
<<料理リレー>>を試みたいと思います。
いつもお家にある材料で簡単に作れる一品をリレー形式で紹介します。
わざわざ買い物にでなくても済む、料理作りのヒントになれば幸いです。
料理を生業とする私達から、ご覧いただいた皆さまがハッピーになることを願って。
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#おうちで過ごそう
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